今日ご紹介するのは絵本ではなく
かるたです。
昨日レッスンの終わりに高校生と楽しんだのがこちらの
「シェイクスピアかるた」です。
ずいぶん前に入手して
しまったままでしたが、
現在は下のものに
改訂されているようです。
私が学生のころ言われたのが
英語を勉強するなら
マザーグースと
聖書と
シェイクスピアは
必ずやりなさい。
でした。
それらは欧米の人たちの一般常識や教養なので
これを使った比喩が文中に出てきたりするので、
知らないと理解できないことがあります。
例えば ある新聞記事の見出し:
All the king’s horses and all the king’s men
とありました。
記事の内容は忘れてしまいましたが
この見出しが言いたいのは
「取り返しのつかない事態が起きた」
ということ。
なぜかわかりますか?
ポピュラーなマザーグース、
ハンプティダンプティの歌は
塀に座っていたハンプティダンプティさんが落っこちて
卵だから割れてしまった!
王様の馬と家来全部が来ても
(All the king’s horses and all the king’s men)
元通りにくっつけられなかった
という内容なのですが、
ここから 持ってきたフレーズで
読み手は意味が分かるんです。
これを知らないと、
何のこと? ってなりますね。
これは、マザーグースの例でしたが
聖書やシェイクスピアの有名なフレーズも
こんな風に使われます。
シェイクスピアの作品は
「ロミオとジュリエット」などが
学校で課題本になったりしますが
ほかの作品も ぜひ楽しみたいですね。